覆面プロレスラー、ザ・デストロイヤー(本名リチャード・ベイヤー)さんが7日(日本時間8日)に88歳で亡くなったことを受け、テレビ番組で共演した歌手の和田アキ子(68)が追悼のコメントを寄せた。

和田は「デスは『うわさのチャンネル』で一緒にがんばった同志みたいな存在です」と愛称で追悼。交流も深かったといい、「ご自宅にも何度もお呼ばれして、家族ぐるみのお付き合いをさせていただきました。私のデビュー40周年の時のアポロシアターのライブにも、普通にチケットを買って来てくれていて、アンコールで、お花を持ってステージ近くに駆けつけてくれた時はビックリしました。本当にうれしかったです」と回想した。

最後に会ったのは2年半前。「雑誌で対談をした時でした。昔話に花が咲いて、とっても楽しい対談でした。その時から足はものすごく悪そうで心配していたのですが…」と、体調を気遣ったという。

和田は、「悪役レスラーだったのに、そのキュートなキャラクターでお茶の間の人気者になり、一時代を築いたことは本当にすごいと思います」とし「心よりご冥福をお祈り申し上げます」と故人をしのんだ。

デストロイヤーさんと和田は、日本テレビ系で73年から79年に放送されたバラエティー「金曜10時!うわさのチャンネル!!」で共演。「アコのゴッド姉ちゃん」のコーナーは、和田がガキ大将的な役、せんだみつおとデストロイヤーさんがその仲間として、徳光和夫アナやゲストに、足4の字固めをかけるのが名物だった。「ゴッド姉ちゃん」はその後、和田の代名詞となった。