歌手加山雄三(81)が18日、都内で、海洋環境の悪化をPRし、海をきれいにする活動をする「『海 その愛基金』 海洋環境クリーンプロジェクト」の発足会見を行った。

日本セーリング連盟(JSAF)の各委員会、各地の加盟団体・特別加盟団体が、プロジェクトの委員長に就任した加山と協力をして活動を進めていく。

子どもの時から海と親しんできた加山は「海を愛し、海の恩恵を享受した自分の経験から、今、自分がすべきこととして、次代を担う子どもたちや若者たちとともに、海の再生に関わる活動を始めたいと思った」と、プロジェクト設立への思いを文書で発表した。

昨年4月にオーナーを務めるプレジャーボート「光進丸」が、火災で焼失したことで「遊んでいる場合じゃないと、天に言われている気がした」と、運動への背中を押されたと明かした。

自身の思いを全国に伝え、基金を拡大するために、15年で止めていた全国ツアーを再開。そこでの収益の一部を寄付するという。「もうすぐ82歳になるけど、自分が人さまのために何ができるか…。自然と人間の関わりを真剣に考えることを学ぶ場を提供していく」と力強く語った。

来年には芸能生活60周年を迎える“永遠の若大将”。芸能活動も大好きな海との関わりも、歩みを止めるつもりはまったくない。