京都・山科出身でレゲエ歌手の遊人a.k.aWiseman(ゆうじん わいずまん)が19日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、来月14日に京都市左京区の京都FAN Jで開催する「RushForwardmeetsRoot24」のPRをした。

同イベントは総勢15組のレゲエ歌手やダンサーが集まるDJイベント。これまでにも京都市内で数回開催されており、今回は未成年入場可能とあって家族連れでも楽しめる。「みんなでわいわい楽しめる曲を披露し、持ち味である”遊び人”という色を出したい」とやんちゃそうに語る。

遊び心あふれる楽曲のほとんどは自身の経験に基づく。「10代は自分も含めて周りの友人も荒れに荒れていて、いわゆる『不良少年』だった」。そんな遊人の立ち直るきっかけとなったのが、ジャマイカのレゲエ文化を描いたエッセーだった。「一念発起してレゲエ歌手を目指した。音楽を通して芽生えた周りに対する感謝の気持ち。それを歌詞にすることも多い」。

異色の経歴が目にとまり、最近では小・中・高校の講演会に呼ばれる機会も増えている。「不良時代の経験を通して学んだ親、友人の大切さを今の子どもたちに伝えたい」と目を輝かせる。