元フジテレビアナウンサー河野景子(54)と八木亜希子(53)が27日が、同局の60周年企画バラエティー「グレイティストTVショー~ブラウン管が生んだスターたち~」に生出演、MCを務めた。

河野が生放送のMCを務めるのは、1994年(平6)1月の退社以来25年初めて。昨年10月に元貴乃花親方の花田光司氏(46)と離婚して以降、タレント活動を活発化させている河野は「生放送は25年ぶり。ずっとVTRばかりでした。今日は私もビクビクしています」と緊張を口にした。

元女子レスリング金メダリスト吉田沙保里(36)、勝俣州和(54)をゲストに迎えて、グアム島で発見された元日本兵・横井庄一さん、5つ子ちゃん誕生など、70年代のテレビ界の話題を集めた人々を紹介した。

2人は過去の映像紹介に行く際に「VTR、どうぞ!」と、手ぶりを合わせて息のあったところを見せた。河野は過去の映像を見て「モノクロがあったじゃないですか。(テレビが)モノクロからカラーになったのが、この時代」と振り返った。

さらに80年代では、88年にフジテレビに入社して昨年1月に亡くなった有賀さつきさん(享年52)とともに「フジテレビ3人娘」としてリードした女子アナブームを振り返った。91年に歩行された単行本「私たちがアナウンサーだったころ」のアイドルの写真を「これも勤務ですからね」と笑った。

八木が「暴走族に追いかけられた」と当時の人気の過熱ぶりを表すと、河野は「私はなかった」と振り返った。そして、河野が当時、ファンからもらったプレゼントに婚姻届があったエピソードを紹介。「これは本当なんですよ。びっくりですね。私の名前だけが書いてなかった。当時はストーカーという言葉もなかったし、視聴者との距離が近かった。家もつけられて、分かってしまっていた」と話した。

エンディングで河野は「アッという間すぎて、25年分楽しもうと思ったけど、もう終わっちゃうんですか。今日、私、大丈夫ですか」。八木が「大丈夫」と答えると「ものすごく緊張するのかと思ったけど、楽しんで終われました」。八木が「どこが楽しかったですか」と言うと、河野は「八木さんの隣であの頃に戻れました」と笑顔を見せた。