俳優高橋克典(54)が、GIST(消化管間質腫瘍)のため26日に亡くなった俳優萩原健一(はぎわら・けんいち)さん(本名・萩原敬三)を追悼した。

高橋は29日、ブログを更新。子どもの頃から憧れていた「ショーケン」こと萩原さんの訃報に触れ、萩原さんの遺作となった昨年放送のNHKドラマ「不惑のスクラム」での共演を振り返った。

「うわさにたがわずいろんなことがありました。笑」と、せりふ合わせの「本読み」から主演の高橋にも厳しく、「戦いのような毎日」だったという。「現場のムードも悪くなる一方。でも言い返すとシュンとなり、たまらなくかわいい、チャーミングな部分もあって。クソジジイなのに、あれがたまらなく人をひきつける」とつづった。

「合間にはいろんな話をさせてもらいました。傷だらけの天使や前略おふくろ様の時のエピソードや、マレーシアや、なんでそうすぐ怒るのか、とか。笑 でもあんまり過去の話はしたがらなかった。目線は先にあるような印象でした」と高橋。「やっぱりショーケンは魅力的な人でした。めちゃくちゃでバラバラでエネルギッシュで、でもとてもかわいくて。で、圧倒的にセンスがよかったショーケン」としのび、「あなたのこと忘れません。お会いできて、ご一緒できて本当にうれしかったです。お疲れさまでした」と悼んだ。