世界的な大ヒット作として知られる大友克洋の漫画「AKIRA」の実写版映画の撮影が、間もなく開始されると報じられている。

米ハリウッド・リポーター紙によると、撮影は71日間にわたりカリフォルニア州で行われる予定で、スタッフ数は5000人を超える大掛かりなものになるという。

「AKIRA」は超能力による戦闘とそれがもたらす恐怖、近未来の巨大都市の荒廃した有様やその崩壊を描いたSF漫画。映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」(2017年)を手がけたタイカ・ワイティティ監督がメガホンを取り、2060年の東京を舞台に、主人公の鉄男とその親友、金田の姿を描く。

レオナルド・ディカプリオが2004年に設立したプロダクション会社「Appian Way」が、カリフォルニア州の映画およびテレビの税金控除プログラムで1850万ドル(約20億円)の税金控除を受け、プロデュースするという。

今回、18作品が同プログラムで控除を受けることになったが、「AKIRA」の控除額は最高額となっている。(ニューヨーク=鹿目直子)