NHK上田良一会長が4日、都内の同局で定例会見を行い、1日にスタートした連続テレビ小説「なつぞら」のヒロインの幼少期を演じている子役の粟野咲莉さん(8)を「本当に名演」と激賞した。

粟野さんは、東京大空襲で戦災孤児となり、北海道・十勝の酪農一家に引き取られたヒロイン、なつの幼少期を演じている。

上田会長は「私はベビーブーム世代で戦争を知らないが、日本がたどった苦難の時期を生きる素直な子どもの表情を見ていると、胸が締め付けられる。非常に感動的。大自然の中でどう成長し、広瀬すずさんにどう転換していくか楽しみ」と話した。

また、オープニングのアニメについても「大変好評をいただいている」とし「100作目の記念すべき朝ドラとして喜んでいただける番組にと願っている。いいスタートが切れたと思っている」と話した。