玉木宏(39)主演のテレビ東京系ドラマ「スパイラル~町工場の奇跡~」(月曜午後10時)の第3話が29日、放送される。

創業者の急逝により倒産の危機に立った町工場を、企業再生家が立て直していく。共演は貫地谷しほり、戸塚純貴、福士誠治、野波麻帆、前原滉、渡辺邦斗、水沢エレナ、平泉成、眞島秀和、真矢ミキ、国村隼ほか。

正木希実のCM出演がきっかけで、奈津美(野波)は「マジテックとグルになって娘を売った毒親」、マジテックは「障がい者ビジネス」などとバッシングの標的になってしまう。芝野健夫(玉木)らは関係各所に説明し、誤解を解こうとするが、銀行との交渉は空振り続き。取引先からもキャンセルが相次ぐ。奈津美たちは直接的な嫌がらせは受けていないが、希実も自分のことで苦しむ母親に心を痛めていた。また、マジテックガードについても新たな問題に直面する。

そんな中、マジテック買収に向け根回しを進める村尾浩一(眞島)は、マジテックに他行の借入金を下町信金でひとまとめにして、返済しやすくするサービスを提案。さらに同じ頃、マジテックに投資会社の田端英二から大口のオファーが入る。どちらもマジテックにとってはプラスになりそうな話で、浅子も望(戸塚)も桶本修(國村)も前向きな反応を見せる。しかし、芝野はどちらの提案にも慎重な態度を見せる。

田辺勇一プロデューサーは「難病の女の子の笑顔が見たいと、その結末に向かう主人公の芝野を始め町工場の人たちの想いに胸が熱くなります」と見どころを語る。また、今回はマジテックに大型契約の話が舞い込む。「喜ぶ浅子や望をよそに『良い話すぎる…』と企業再生家として芝野は葛藤します。はたして、契約をするのかしないのか?」と決断にも注目だ。