6年ぶりに再始動した3人組バンド、アリスが3日、11月17日に38年ぶりとなる中国・北京公演を行うことを発表した。千葉・市川で、ファンクラブ限定で600人を招待した公開リハーサルを行う前に会見した。

前回と同じ北京工人体育館で8000人を動員する予定だ。リーダーの谷村新司(70)は「政治や経済は、いい時もあれば悪い時もあるけど、文化だけは、それを超えていける。歌声を中国の若い人に届けることで、将来の日中関係にプラスになれば」と話した。

アリスは令和の初日となった1日に新曲「限りなき挑戦-OPEN GATE-」を収録したベストアルバム「ALICE AGAIN 限りなき挑戦-OPEN GATE-THE SETLIST」を発売。結成記念日の5日に初コンサートを行った神戸から、29都市33公演の全国ツアーをスタートさせる。

新曲について谷村は「大人のロックをテーマにツインボーカルにツインギター、骨太ドラムのアリスサウンド。世代を超えてたくましく生きていく応援歌です」と説明した。堀内孝雄(69)は「令和とともに始動できるのは偶然のプレゼント。喜寿(77歳)くらいまで頑張れそう」と笑顔を見せた。