俳優甲斐翔真(21)が来年1月、東京・豊島区立芸術劇場などで上演されるミュージカル「デスノート THE MUSICAL」の主役夜神月(やがみらいと)役に決まったことが12日、分かった。

テレビ朝日系「仮面ライダーエグゼイド」などで人気となったイケメン俳優だが今回、初舞台、初ミュージカル、初主演と初めてづくし。同役は公演期間中2人が演じるダブルキャストとなり、村井良大(30)と務めることになった。甲斐は「素晴らしいキャストの皆さんとご一緒させていただけることを心よりうれしく、光栄に思うと同時に、この大きな舞台に立たせていただく興奮と不安が同時に押し寄せております」と喜びのコメントをした。

名前を書いた人間を死なせることができる死神のノート「デスノート」で理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵L(エル)たちによる頭脳戦を描いた大場つぐみ氏による人気漫画「DEATH NOTE」が原作。

甲斐は今回、約2500人参加のオーディションで主役の座を勝ち取った。舞台未経験だが、真っすぐかつエネルギーあふれる歌声と演技が高く評価された。もともとミュージカル好きで「いつか自分も舞台に立ちたいと強く思っていたので、『今作品のオーディションを絶対に決めたい!!』と臨みました」と、強い決意で主演を射止めた。

同漫画はこれまでアニメ化、映画化され、ミュージカルの初演は15年。今回キャストを一新。L役の高橋颯、死神リューク役の横田栄司(47)、弥海砂(あまねみさ)役の吉柳咲良(15)らが発表されている。世界を魅了した同作は、若手俳優からベテラン実力派まで幅広いキャストで生まれ変わることになった。

◆甲斐翔真(かい・しょうま)1997年(平9)11月14日、東京都生まれ。16年「仮面ライダーエグゼイド」でドラマデビュー。その後、日本テレビ系「ゼロ 一攫千金ゲーム」、テレビ東京系「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」などや、映画「写真甲子園0・5秒の夏」「君は月夜に光り輝く」など話題作への出演で注目を集める。特技はサッカー、趣味は歌、映画鑑賞。185センチ、68キロ。血液型B。