俳優松坂桃李(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「パーフェクトワールド」(火曜午後9時)の28日に放送された第6話の視聴率が6・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが29日、分かった。前回の6・1%より0・2ポイント、アップした。

初回から6・9、5・8、6・0、6・5、6・1%だった。

関西地区は10・6%だった。

建築士の鮎川樹(松坂)は、大学生の時に事故に遭って脊髄を損傷して、下半身が不随になる。「恋愛も、好きだったバスケットボールも、もうしない」と、心に固く決めていた。そんなある日、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月=27)と再会。閉ざされていた樹の心が、少しずつ開かれていく。原作は、女性コミック誌「Kiss」(講談社)に連載中の有賀リエ氏作の同名コミック。累計部数は170万部を超えている。

第6話で「娘は自分の代わりに背負って歩いてくれる人に任せたい」という、つぐみ(山本)の父・元久(松重豊)の言葉がきっかけで、将来について改めて考えた樹(松坂)。つぐみのことを大切に思っているからこそ、悩んだ末に樹が出した答えは別れだった。

樹に突然別れを告げられ、失意のどん底で帰宅したつぐみに、実家からある知らせが届いていた。妹のしおり(岡崎紗絵)と幼なじみの是枝洋貴(瀬戸康史)とともに急いで長野・松本へ向かう。つぐみは、これを機に、まだ心に残っている樹への思いを断ち切るためにも仕事を辞めて東京から離れることを決意。洋貴は、そんなつぐみの胸の内を察しつつ、改めてつぐみに思いを告げる。

一方、みずから恋に終止符を打った樹もまた、つぐみへの思いを捨てきれずにいた。そんなある日、上司の渡辺剛(木村祐一)から、つぐみが東京から去ることを聞く。2度と会えなくなるかもしれないと思った樹は、急いで高速バスの乗り場へ向かう。