立憲民主党の蓮舫副代表が、自民党の桜田義孝前五輪相(69)の「子ども最低3人くらい産むよう」発言を「論外」と非難した。

桜田氏は29日、千葉市で開かれた会合で少子化問題に言及し「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」と来場者に呼び掛けた。

蓮舫氏は同日深夜に更新したツイッターで、桜田氏の発言を「論外」とピシャリ。「おなかに10カ月。母になるうれしさはもちろんあるが、仕事があるならば育休、産休と両立の不安に待機児童の問題。高齢出産ならば、お産そのものへの不安。経済面での不安さえ、ある。産むことはとても簡単な時代ではない。その認識さえもない、のか」と批判した。

翌朝になっても「だめだ。朝から嫌な気持ちがおさまらない」と蓮舫氏。「人口減少社会は日本の政治が取り組むべき大きな課題です。だからこそせめて希望出生率がかなう政策を講じるべきなのに『3人』って何なの」「おそらく。無邪気なまでの発想発言なのかもしれないが、この男性の意識がどれだけ女性を追い詰めてきたのかを桜田前大臣は知るべきだ」とした。