米歌手マドンナ(60)が、「マドンナ60歳」のタイトルで特集した米ニューヨーク・タイムズ紙の自身の記事に対し、「レイプされた気分」と批判した。

記事では昨年8月に還暦を迎えたマドンナについて、全盛期の80年代の活躍をたたえる一方で、「2世代も若いアーティストの中で存在を主張する60代」と現在の姿を描写。先日ラスベガスで開催されたビルボード・ミュージック・アワードでも多くの観客がマドンナよりも韓国のBTS(防弾少年団)に夢中だったと伝えた。

14日には新アルバム「マダムX」をリリースし、9月には世界ツアーも予定するなど60歳を超えても精力的に音楽活動に取り組んでいるマドンナは、この記事に対して「記事に失望したというのは控えめな表現。記者は延々と私の年齢に言及している。自分がもし男性ならこうした扱いは受けなかったはず」とインスタグラムに抗議メッセージを書き込んだ。

また、「レイプされた気分」と過激な表現をしたことについても、「私は19歳の時にレイプされたことがあるからこの表現を使うことが許される」とつづっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)