タレントつるの剛士(44)が27日、都内で自身の闇営業について「あり得ない」と一蹴した。この日、次世代教育アプリ「Maria@home」の発表会見に出席した。

つるのが所属するのは「西の吉本興業、東の太田プロ」と言われる、お笑いの老舗プロダクション、太田プロ。お笑い芸人が事務所を通さない闇営業で反社会的勢力から金銭を授受、謹慎処分を受けた騒動について質問がとんだ。

つるのは自身の闇営業について「あり得ませんね。僕はありがたいことに25周年を迎えます。19歳の時にデビューして『ウルトラマンダイナ』、ラジオ『BPR5000』のDJ、そしてありがたいことにおバカタレントとしてブレークさせてもらって、紅白歌合戦にまで出させていただいた。こうして5人の子供の父親にもなれた。振り返れば、事務所に対してはありがたいと思うばかり。食いっぱぐれることなく、ここまでこられた」と話した。

そして「事務所は僕を育ててくれた。僕は事務所を裏切るようなことはできない。みなさん大変なんでしょうが。死んだオヤジに『世の中うまい話はないぞ。お天道さんは見てるぞ』と子供の頃から言われてきた。その通りだと思う」と振り返った。

「Maria@home」は国際教育カリキュラムをベースに、絵本やなぞなぞを通じて、3歳からの子供たちをタブレットやスマホを通じて教育する。高校1年生の男子から3歳の男の子まで2男3女、5児の父親で育メンとしても知られるつるのは「教育と言われても、僕はおバカタレントですからね(笑い)。僕らの世代はファミコンがはやっていて『将来、大丈夫か』と言われたけど、おかげで道も外れずに5児の父親になれた。今の主流はスマホとタブレット、僕は前向きにとらえて、子供たちが夢中になっている動画で、タブレットやスマホを使う何かないかと探していてMaria@homeを見つけた。絵本を読んでくれて、子供にはスタンプをくれる。親にとっても、いいコミュニケーションツールになる。今後は、こういうアプリをうまく使っていこうと思っています」と話した。

アプリを提供するMaria Projectの奥野友美代表は「将来必要になるスキルを身につけるプロジェクト。1日15分の利用で、残りの23時間45分が子供にとって魅力的なものになるように今後も努力していきます」と話している。