女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の5日に放送された第83回の平均視聴率が22・4%、6日放送の第84回が22・8%(ともに関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、千遥の姿がなくなった2日後、なつ宛てに千遥(清原果耶)から手紙が届いた。読むと戦後になつらと別れたあとの暮らしや置屋での生活、そこでの結婚話で、自分が戦争孤児でそのことが先方に知られ破談にならないように、別れなくてはいけないと決意したことなど、会わないまま帰った理由が書かれていた。そしてその手紙の最後にはなつと咲太郎(岡田将生)の似顔が描かれており、2人は「うまいね」と言いながら涙した。

その後、なつは北海道に来たこともあり、久しぶりに天陽(吉沢亮)に会いに行った。すると天陽の隣には妻の靖枝(大原櫻子)の姿があった。3年ぶりの再会に喜ぶなつと天陽。また天陽の両親とも会い近況報告に花を咲かせた。家に戻ったなつは、泰樹(草刈正雄)にさみしいことを吐露。すると泰樹は「ワシだって寂しい。それでも1人で一生懸命生きなきゃならないことがある。だからワシとなつは支え合う」と話した。夕方、なつらが翌日に東京へ帰ることを話していると、そこへ夕見子(福地桃子)が帰ってきた、という内容だった。