令和仮面ライダーシリーズ第1弾となるテレビ朝日系「仮面ライダーゼロワン」(9月1日スタート、日曜午前9時)の制作発表が17日、都内で行われた。

テーマは人工知能(AI)。AI企業・飛電インテリジェンス社長にして、仮面ライダーゼロワンに変身する主人公・飛電或人(ひでん・あると)を、連続ドラマ初主演となる俳優高橋文哉(18)が演じる。自身の会社が開発したAIロボット「ヒユーマギア」が、テロリスト集団のハッキングを受けて暴走したことから戦いに身を投じて行く。

令和初の仮面ライダーを演じることを、高橋は「驚きの感情が大きい。台本をいただいても実感が湧かずに、撮影が始まってから『僕は仮面ライダーになるんだ』という気持ちになってきました」。或人については「とにかく真っすぐで、喜怒哀楽が激しい。仮面ライダーとして社長として、頑張ります」と話した。昭和、平成、そして令和へと続いた仮面ライダーシリーズも、20作目となった。「お子様たちが見るイメージが強いけど、これからの日本を描いている。今まで仮面ライダーシリーズを見てなかった人が見ても、面白いなと思ってもらえたら。元気の源になるように、全身全霊で頑張っていきます」と話した。

岡田龍太郎(25)は、対人工知能特務機関の隊長役で、暴走するヒューマギアと戦う仮面ライダーバルカンに変身する。「市民が危機的状況になったら駆けつけるんですが、AIには否定的なヒーローです。子供の頃から憧れていた仮面ライダーになれたので楽しいですね」と話した。

飛電インテリジェンス社長秘書のAIロボ役は鶴嶋乃愛(18)。「AIの社長秘書で、心がないんですけど、喜怒哀楽の激しい或人と行動することで、どう成長するか楽しみです」と話した。

井桁弘恵(22)は対人工知能特務機関の技術顧問で、仮面ライダーバルキリーに変身する。シリーズ20作目で初の女性仮面ライダーを演じる。「歴史のある作品で、夢なのかと思いました。光栄だなということを、あらためて実感しています。暴走したAIを止めるんですが、女性らしく、かっこいい仮面ライダーになれるよう1年間頑張ります」と話した。

他に中川大輔、砂川脩弥、児島一哉が出席した。