女優筒井真理子(58)が27日、東京・テアトル新宿で、主演映画「よこがお」(深田晃司監督)の公開記念舞台あいさつを行った。

身に覚えのない罪で人生が一変した女性を描いた作品で、深田監督とは「淵に立つ」(16年)に続くタッグ。

筒井は「不思議な映画で、次の日ずしんときたとか、1週間ずっと考えてるとかいろんな感想をもらいます。これから先、この作品がどんなふうに育っていくのか。時間があれば喫茶店にでも行って、1人1人の感想をお聞かせ願いたいくらい」と、満員の劇場を見渡した。

8月7日(現地時間)にスイスで開幕するロカルノ映画祭国際コンペティション部門に選出されており、筒井と深田監督が参加する。筒井は「歴史の深い映画祭で、自由な精神を保ち続けて、クオリティーの高い作品を選んでいる。光栄です」と喜んだ。

ほかに市川実日子、池松壮亮、吹越満が出席。吹越は「朝5時まで飲んでいた。楽屋で聞いたら池松君も朝4時まで飲んでたそう。年の差ってすごい。そんなふうに見えない」と、冷静な池松を見やって笑わせた。