俳優・哀川翔(58)に「すんごいツノ」のカブトムシの“鑑定依頼”が舞い込んだ。

哀川に昆虫好きの知人から8月1日早朝、電話が入った。「派手なツノのカブトムシを捕まえました。とにかくすんごいです。カブトムシに詳しい哀川さんに鑑定してもらいたい」との内容だった。

3日、哀川の都内の自宅に冷蔵仕様の宅配便で届いた。箱を開けるとガサガサという音とともに現れたのは、体長約8センチのオスのカブトムシだった。

哀川 とにかくすげぇんだ。普通のカブトはツノの先端がふたまたに分かれて、そのさらに先が「Y」の字のようになっている。ところが届いたこれはど真ん中に王冠のような飾りがある。しかもツノの茎部分がぶっとい。仰天だ。キングカブトだな。

年間で100匹以上を育てる哀川でも、このカブトムシは手におえず、昆虫専門「むし社」(東京・中野区)の担当者を自宅に呼び寄せて“再鑑定”してもらった。

哀川 むし社の専門家も「こんなカブトムシは初めて見た。間違いなく日本種のネイティブ。珍しい」って話していた。5000匹育てるブリーダーもいるそうだけど、こういう突然変異の例は聞いたことがないらしい。

哀川の知人によると北関東の山奥で1日見つけ、その場ですぐ哀川に電話をしたという。

この“キングカブト”はむし社の担当者に3日に預けられ、哀川がアンバサダーに就任していて開催中の「大昆虫展」(東京スカイツリー、9月1日まで)で近日中に一般公開される予定だ。