昨年5月に難関資格「絵本専門士」に合格した日本テレビ杉上佐智枝アナウンサー(41)が9日、同局の夏イベント「超☆汐留パラダイス」で絵本の読み聞かせを行い、新人アナウンサー3人がフラダンスなどの特技でコラボした。

杉上アナにとって昨年に続く企画で、ステージでの読み聞かせは初。新人の河出奈都美アナ(23)は中高で6年経験したフルートを、レオ・レオニ作の絵本「おんがくねずみ ジェラルディン」の物語に合わせ自作のフレーズで演奏。慶大準硬式野球部出身の大町怜央アナ(23)は、鈴木のりたけ作「らくがきボール」に合わせ、ワールドカップを控えたラグビーボールを軽快にさばいたが、ボールが弾みすぎてステージから落とすハプニングも。杉原凜アナ(22)は高畠純作「おどります」に登場するタコやゴリラなどに合わせたイメージで、大学で経験した柔らかな腰つきのフラダンスを披露。観客の子どもも一緒に誘って踊った。3人の特技に合わせた絵本をセレクトした杉上アナは「それは絵本のすごいところ。何でもあるんです」と魅力を語った。

3人は読み聞かせでも、役に合わせた声色を披露。杉上アナから「前に研修の一環として、保育園で読み聞かせをしたんです。その時にコツをつかんでくれた部分がある。絵本だけじゃなく客席をよく見ていたし、踊っている子どもに声かけもしていたし、速度も緊張して早くなるかと思っていたんですが、ゆっくり読めていたし、安心して見ていました」と合格点をもらった。

今後、約20人のアナウンサー有志が日替わりでブースに登場し読み聞かせを行い、23日にはステージでも再演する。