宝塚歌劇団の星組トップ紅(くれない)ゆずる、相手娘役綺咲愛里(きさき・あいり)のトップコンビが19日、兵庫・宝塚大劇場で、退団公演「GOD OF STARS-食聖-」「エクレール・ブリアン」の千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。

大阪出身トップらしく「泣き笑い」で締めたサヨナラショーには、お笑いキャラ「紅子」も登場。雨中のパレードには約6000人が集まった。

2人は、同公演の東京宝塚劇場千秋楽、10月13日付で添い遂げ退団する。

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3年目で紅のバウ主演作で相手役を務め、16年11月の紅の就任時に相手娘役に迎えられた綺咲は「寂しい気持ち、幸せな気持ちがあふれ、心がとても忙しかったです」とあいさつ。紅との同時退団には「あの…言葉にならないですが、本当に幸せだなと思います」と感謝していた。