女優深田恭子(36)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ルパンの娘」(木曜午後10時)の最終回が26日、放送される。

代々泥棒一家の娘と代々警察一家の息子との決して許されない恋愛を描くラブコメディー。深田が演じるのは、泥棒一家「Lの一族」の娘で、盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み、図書館司書として働く三雲華。瀬戸康史(31)演じる華の恋人・桜庭和馬は、泥棒逮捕を専門とする警視庁捜査三課の刑事だった。原作は横関大氏の同名小説。

最終回では、華(深田)はLの一族の力を借りて、橋元エミリ(岸井ゆきの)との結婚式最中の桜庭和馬(瀬戸康史)を奪い返した。隠れ家のタワーマンションで父の尊(渡部篤郎)が和馬にことの経緯を話していると、エミリの祖父で元警視総監の巻英輔(浜田晃)が部下たちとともに踏み込んで来る。英輔は和馬に結婚式場へ戻るよう命令。逆らおうとする和馬だが、英輔の部下たちに強引に連れて行かれてしまい、華たちLの一族は拘束されてしまった。

結婚式場に和馬が戻されると、そこは報道陣であふれていた。駆け寄って来た父で警視庁警備部SAT隊長の典和(信太昌之)に、和馬は英輔の手下たちのおかげで逃げ出すことが出来たと告げる。そして、後ほど詳細を説明すると報道陣をチャペルの中へ誘導した和馬は、典和から頼んでいた資料を受け取り控室にいるエミリの元へ向かう。エミリには、和馬の母の美佐子(マルシア)と和馬の先輩の巻栄一(加藤諒)が付き添っていた。

その頃、拘束された華たちは、英輔にマツ(どんぐり)との過去の因縁から祖父の巌(麿赤兒)を殺したことは許せないと責めていた。しかし、身動き出来ない華たちには、英輔の部下たちに銃口が向けられている。母の悦子(小沢真珠)は命乞いを始め、尊に英輔の過去について知っていることを全て話すよう懇願する。尊はなぜ英輔が巌を殺害するに至ったか、その経緯を話し出す。