NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の4日に放送された第5回の平均視聴率が20・0%、5日放送の第6回が18・1%(ともに関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第4回の20・7%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務めるが、本格的な登場は第2週以降。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出していた。

あらすじは、川原喜美子(川島夕空)は、給食費を稼ごうと紙芝居を自ら作ろうと、徹夜で琵琶湖の絵などを描いた。それを草間(佐藤隆太)に見せると、「上手だね」と褒められた。そして、学校へ行くのを忘れてしまうほど絵を描くのに没頭した。翌日、学校に行っても授業中、タヌキの絵を描き先生に怒られた。そして紙芝居が出来上がり、草間や母のマツ(富田靖子)、直子(やくわなつみ)に披露した。その夜、草間は常治(北村一輝)にこれまでお世話になりお礼をのべて、川原家から出て行った。しかし喜美子には何も告げず、マツに紙芝居のお礼でのお金と手紙を置いていった。喜美子は字が読めなかったが手紙を見ながら涙を流した。

草間との突然の別れを乗り越え、信楽に来て初めての冬を迎えた。喜美子の家にも電気が通り、さらに新しいお風呂もできた。喜美子は、その釜風呂の薪(まき)をくべて沸かす温度調節も玄人並みに失敗を重ねながらも徐々に上達していった。そんなある日、常治が留守の時、2人の借金取りがやって来た、という内容だった。