演歌歌手北山たけし(45)が現地時間4日、ブラジル・サンパウロの日伯友好病院を訪れ、同国の国花(イペー)の植樹を行った。

1984年、師匠北島三郎(83)が同病院の建設費用を捻出するために、当時は更地だった同所でチャリティーコンサートを実施。桜とイペーの木の記念植樹も行った。35年後にブラジルを初訪問した北山は、師匠のメッセージを現地の人たちに届け、桜の木の近くで植樹をした。

今回、北山はブラジル日本移民111周年を記念して招待され、6日にサンパウロ大講堂で公演を行う。「日本の裏側の国ブラジルでも、演歌と日本の心を少しでも懐かしんでいただこうと思ってきましたが、逆に僕がブラジルの方たちに勇気と温かさ、人に対しての優しさを頂いた気がします。(6日の)大きなステージも控えているので頑張りたいと思います。是非また、機会があればもう一度来たい。次は弟分の大江裕も連れてきたいですね」。

公演では、自身の歌はもちろん、北島のヒット曲も歌唱して、和太鼓や剣舞なども披露する。