米倉涼子(44)が7日、東京・六本木のテレビ朝日で主演する同局系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(17日スタート、木曜午後9時)の制作発表に出席し、低髄液圧症候群を患っていたことを明かした。

2年ぶりの放送決定について、米倉は「久しぶりなので緊張しますし、キャストの皆さんに会えてうれしい」と笑顔。続けて「このドラマに入る前にミュージカルをやっていたんですけど、その1カ月前に低髄液圧症候群という病気になりまして」と告白した。

髄液が少なくなることで目まいや倦怠(けんたい)感、吐き気などの症状を引き起こす病で、「まっすぐ歩けなくなったり、2週間安静にしないといけなくて、どうしようかと思いました」と振り返った。「このまま『ドクターX』ができなくなるんじゃないかと思ったんですけど、『ドクターX』監修の先生が脳外科の先生で、相談に行ってアドバイスをいただきました」。そして「処置をしていただいて、何とか舞台に立てるようになりました。この場を借りてお礼を言いたいと思います」と感謝した。

米倉は「(演じる)大門未知子の『医者も患者になるべき』というセリフがあるんですけど、お医者さんに頼る気持ちがこういうことなんだと、心の中で実感できました」。また「自分のことを通して、医者を演じる意味を感じられた。ちょっとやさしい大門未知子になれたのかな」と演じる上での変化についても語った。