9月から待望の世界ツアー「マダムX」をスタートさせたばかりの米歌手マドンナ(61)が、7日に米ニューヨークで予定していた公演を膝の負傷が原因で降板し、延期されたことをファンに謝罪した。

マドンナは14作目となる新アルバム「マダムX」を引っ提げて現在は北米ツアー中だが、公式サイトで「3日間は安静にするよう指示を受けている」と説明し、BAMハワード・ギルマン・オペラ・ハウスでの公演が延期することが発表された。10日に同会場で行われる公演から復帰するものとみられている。

マドンナは、「マダムXにとって、自分も生身の人間で膝を完治させるために3日間安静にしていなければならないことを認めるのは難しい。私は簡単にあきらめることはしない。皆が想像するよりもずっとつらい思いをしている。ヒールと網タイツを数日間脱ぐ時がきた。理解に感謝します。近日中に会いましょう」とインスタグラムでつづり、楽しみにしていたファンへの謝罪と共に理解を求めた。

「マダムX」ツアーを巡っては、9月12日のツアー初日が舞台演出上の問題で5日間延期され、15日にサンフランシスコで行う予定だった公演は中止が決まったばかりだった。今回のツアーは大規模なアリーナではなく、2000人規模の小さな会場での公演で、北米ツアー後の来年初旬には欧州を回ることが決まっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)