板尾創路（56）が8日、都内で、オリジナルアニメ「火の鳥“道後温泉編”」の第2弾制作発表に出席した。

手塚治虫さんが描き続けた「火の鳥」のスピンオフ作品で、道後温泉の伝説を描くアニメ。ポニーキャニオンと愛媛・松山市が協力し道後温泉の魅力を伝える「道後REBORNプロジェクト」の一環として制作され、今年5月公開の第1弾に続く第2弾「子規と漱石」が来年2月1日に公開される。

板尾は、来年公開予定の第3弾「そして、未来へ」で一遍上人の声を演じ「こんな大きなプロジェクトに参加させていただいて光栄です」と笑顔を見せた。道後温泉本館は令和6年末の完了を目指し、営業を続けながら保存修理を行う。「道後REBORNプロジェクト」では道後温泉と「火の鳥」のコラボレーションを展開しており、改修中の本館を覆う「火の鳥」ラッピングアートや修理見学会など、修繕期間ならではの企画を実施する。板尾は「コラボを発案された方は、素晴らしい。これをきっかけに、道後温泉通になっていきたい」と意気込んだ。

芸人の他、俳優、映画監督の顔も持つ板尾は「第3弾で終わらず、長編アニメも作れたらと思っちゃいます」と、クリエーター視点でもコメント。「その際は僕も参加させていただきたい」とポニーキャニオン吉村隆社長に意味ありげに伝え、笑いを誘った。吉村社長は「アニメのクオリティーが高いので、ぜひ長編映画を作りたい」と応じ、野志克仁松山市長は「地方の挑戦に力を貸していただければ」と呼び掛けた。