関西ジャニーズJr.内のユニット、なにわ男子が15日、パシフィコ横浜で、結成1年目にして初の全国ツアーを開催した。ライブでは来年1月12、13日に関西Jr.約100人が総出演する大阪京セラドーム公演を行うことも発表。会場は5000人の大歓声に包まれた。

同所を皮切りに14日から始まったツアーの2日目。関西Jr.単独での初ドーム公演は、サプライズで伝えられた。突然の発表に全員が動揺する中、西畑大吾(22)は「ドームは夢のような場所。実感はまだないけど、うれしい」と目に涙を浮かべ、リーダー大橋和也(22)は「サブイボ(鳥肌)やばいわ」と夢見心地に語った。

なにわ男子は、関西らしい親しみやすさと王道アイドル感が持ち味。ドラマや映画に出演するメンバーもおり認知度は高く、Jr.ながら同ツアーの当選倍率は70倍と高かった。関東では初の単独公演でもあり、道枝駿佑(17)は「新たな1ページが踏めた。関東でまた会えるように頑張りたい」と力を込めた。

コンサートの演出を担当した関ジャニ∞大倉忠義(34)は、なにわ男子の魅力に“アイドルらしさ”を挙げ「西からあのキラキラ感は初めてです」と笑顔。「歌、ダンス、トーク、自分たちがJr.の時を上回っている」と実力にも太鼓判を押した。同公演は“青春”をテーマにしており「未来を夢みる彼らを見て、夢を持ってくれたらと作りました」と話す。「関西で全員頑張ってきたので、それが伝わるようなコンサートにできたら」とアピールした。

ライブでは全32曲をパフォーマンス。同ツアーの追加公演を1月3~5日に大阪城ホールで行うことも発表し、全24公演で21万5000人を動員する予定。