マルチタレント角田信朗(58)が23日、大阪市城東区のライブレストラン「京橋BERONICA」で「漢気ライブ~風林火山・風の章~」と題し、単独ライブを行った。

正道会館空手の最高師範、K-1競技統括プロデューサー、俳優、タレント、ボディビルダーなどさまざまな肩書きを持つ角田だが、ミュージシャンとして単独ライブを開催するのは8年ぶり。カバー曲、オリジナル曲、そしてお馴染みの花の慶次の曲などアンコールも含めて15曲を熱唱した。

「格闘技の試合を通して愛と勇気と感動をお送りすることのできてきた僕ですが、今度は拳を歌声に変えて皆さまに色々なメッセージを伝えていけたらなぁ…と思っています」

その第1弾が地元大阪でのライブ。実は今春、カンボジアに出かけ、孤児院を慰問したこともキッカケとなった。「ボランティアというか、何かできないか…と。チャリティーグッズを作り、ライブで売って、その売上を活動資金に充てることができればと思っています」。8年ぶり単独ライブには、そんな思いも込められている。

角田の主旨に賛同し、特別ゲストとしてサザンオールスターズの完全トリビュートバンドとして有名なKAWAMURA BANDのリーダー河村和範も参戦。「私で力になれるなら」と博多から駆けつけ、ものまねの数々、また桑田佳祐そっくりのパフォーマンスでライブを盛り上げた。

今後は、風の章の後、林の章、火の章、山の章と続けていく計画。角田の新しい挑戦に注目だ。