EXILEらが所属のLDHが展開するエンターテインメントスクール「EXPG STUDIO」と、ドワンゴが運営する通信制「N高等学校」が業務提携して「EXPG高等学院」が、来年4月に開校する。

EXPGでダンスを学びながら、ネットを活用したN高で高卒資格を取得できる仕組みだ。芸能事務所では、エイベックス、サンミュージックなどの養成所(スクール)が通信制高校と提携して展開した例はあるが、今回のEXPG高は、EXILE TETSUYA(38)が学長に就任。ほかにもRIKACO(53)ラモス瑠偉(62)らLDH所属のタレントや著名人も特別講師を務める予定で。アーティストがより直接的に関わる授業が展開されそうだ。

これまでも、EXPGは多くのアーティストを輩出してきた。今年、NHK紅白歌合戦に初出場を決めたGENERATIONSは、全員がEXPG出身で、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZらは、EXILEに憧れてEXPGに通いデビューした「Jr.EXILE世代」と呼ばれる。

現在も多くの高校年代の生徒がEXPGに通っているが、EXPG高との差別化について神田勘太朗氏は「EXPGの生徒は高校に通いながらレッスンを受けていただいているが、EXPG高ではダンスを通じて学べることを色濃くしていきたい。(ライブなどの)現場で直接学べる機会も多くなると思いますし、今後はダンスだけではなくボーカルなどエンターテインメントの領域で広げていきたい」と話した。

TETSUYAは「たとえアーティストになれなくても、踊れる会社員とか増えたらどんどん楽しくなる。ダンスを仕事にしたいという子どもたちの夢を応援したい」と意気込んでいる。【大友陽平】