宮沢りえ(46)が初主演映画の30年後を「声」で演じた。

アニメ映画「ぼくらの7日間戦争」(宗田理原作、村野佑太監督)が13日公開され、舞台あいさつが行われた。映画は31年前にりえの初主演作として注目された実写版の30年後を描き、北村匠海(22)芳根京子(22)が声を担当する主演コンビに、大人になった前回の主人公が絡む設定だ。

りえは「この会場には30年前のことを知らない人の方が多いと思いますが、15歳の頃を思い出します。私はささやかな参加ですが、とっても素晴らしい青春映画になったと思います」と笑顔で話した。

北村は「改めて実写版を拝見して、りえさんたちは僕らに比べてすごく大人びて見えました。あの傑作の後を引き継ぐことができて光栄です。一緒に声を入れたときは緊張しました。宮沢さんの『がんばってね』のひと言で最後まで走れた気がします」と話した。

りえは「全然緊張しているように見えませんでした。むしろ私のタイミングとか誘導してくれましたよね」と受けた後、「15歳の頃の私は撮影前の合宿では、本当に役者に向いてないなと自信をなくしました。撮影を重ねるうちにいつの間にか自然に演じていました。映画の不思議な力を感じましたね。けっこうケガもしましたけど、当時の撮影現場はいい意味でむちゃなところがありました」と初主演作の現場を振り返った。