後ろ向きな妄想コントで人気上昇中のお笑いコンビ、宮下草薙が、26日放送のフジテレビ系バラエティー「宮下草薙のポジティブ学」(深夜1時55分)で初冠番組を持つことが21日、発表された。16年元日の結成から4年弱での、うれしい初体験となった。

このほど行われた収録のテーマは「常人には理解しがたい普通だったら途中でやめてしまうことをあえてやり続けるポジティブ様に密着し教えをいただく番組」。宮下兼史鷹(29)と草薙航基(28)の2人が、実際に“ポジティブ様”に会って彼らの日常を体験する。

2人が会いに行ったポジティブ様は“パシられること”を生きがいにする男性と、45年間一度もお宝を見つけたことのない“トレジャーハンター”の男性。

ロケでは草薙のネガティブぶりがさく裂するが、なぜ彼らが、こんなにもポジティブになれるのか次第に納得していくドキュメントなっている。また宮下草薙と同じく「お笑い第7世代」で、やさぐれネタが人気のコンビ、納言もポジティブユーチュバーに密着。ブスと呼ばれた女性が、メークによって自分のネガティブ思考を変えていく様が明らかになる

スタジオではMCの宮下草薙に加え、劇団ひとり(42)、人気ギャルモデル「ほのばび」こと浪花ほのか(18)、そして納言も出演。太田プロの先輩の劇団は「宮下草薙のバーターで出演する日が来るとは!」と大興奮。どう進行してよいのかわからない草薙に「ここ稽古場だろう? 緊張する環境じゃないよ」と、スタジオではなくリハーサル室で収録されている番組であることをいじり倒した。また、ほのばびが草薙に対して「かわいい!」と連発。まんざらでもない草薙に周りは「付き合えるのか」と盛り上がった。

草薙はポジティブ様から学んだことをフリップに書いて発表するが、内容に迷いが生じて相方の宮下に「これでいいかなぁ」と相談するネガティブぶりを発揮して、ゲストたちからにツッコまれた。

収録終了後、くす玉を割って「祝・宮下草薙 初冠番組」という文字を見た2人は感激の面持ち。

宮下は「僕らの『冠』って付いているのですが、ゲストの皆さんがいなかったら地獄でした。本当に皆さんのおかげだと思います。皆さんに感謝して、有頂天にならず真摯(しんし)に全力で芸能活動できたらと思います」と笑顔を見せた。

草薙は「ありがとうございました。すごくVTRも面白く編集していただいて。(ロケ中は)疲れちゃってしばらくしゃべらない時間もあったので(笑い)。宮下草薙の、って付いているなんて、なんだろうな、僕らの…」と話したところで、劇団に「そんなに長くしゃべるのかよ!」とツッコまれて苦笑い。「収録の途中で、タイトルの『宮下草薙の』を消そうと思ったくらいです」と振り返った。