旧芸名「ほっしゃん。」のタレント星田英利(48)が、堺市立堺高の男性教諭(62)が4年間にわたって余った給食のパンと牛乳を持ち帰ったとして、減給3カ月(10分の1)の懲戒処分を受けて退職したことに「もったいない」と思いをつづった。

星田は26日、ツイッターを更新し、報道に言及。「これはあまりにもあまりにもだろ。『もったいない』という当然の感情で、廃棄される物=ゴミを持ち帰って何が悪い?処理をして飼料や肥料などに再利用する予定だからゴミではない、という見立てか?」と、教諭が懲戒処分を受けたことに疑問を呈した。

教諭は同日付で退職。星田は「こういうまともな考えをできる人材が教育の場から去ることが、もったいないですよね」と私見を述べ、「この先生を処分した側が、子供たちにどういった説明をするのか聞きたいですね」とした。

堺市教育委員会によると、男性教諭は15年から夜間定時制で給食指導を担当、生徒が欠席するなどして出た給食の余りを引き取っていた。今年6月に匿名の通報があり発覚。教諭は「廃棄するのがもったいないと思った」と話しているという。持ち帰った給食はパン約1000個、牛乳約4200本で、総額は約31万円に上った。教諭は全額を市教委に返還した。