乃木坂46の新成人メンバーが9日、東京・赤坂の乃木神社で恒例の成人式を行った。今年は山下美月(20)大園桃子(20)向井葉月(20)渡辺みり愛(20)の4人が振り袖姿で登場。待ち受けたファンから見守られる中、境内を笑顔で歩いた。

渡辺は2期生、山下、大園、向井は3期生。絶対的エースの1期生、白石麻衣(27)が3月25日発売の25枚目シングル(タイトル未定)の活動をもっての卒業を発表したことを受けて、コメントした。涙を流すメンバーもいた。

白石の卒業について聞かれると、大園は「寂しいです。寂しいです。泣いちゃう…」と声を震わせ、瞳から涙があふれた。「3期生として加入して、迷惑と心配しかかけていないので、卒業されるまでに少しでも強くなったなと思ってもらえるように頑張りたいです」と声を振り絞った。

山下は「もちろん寂しいという気持ちもありますが、卒業されるまでに白石さんの背中を見てたくさん吸収したいです」と誓った。1期生は全員21歳以上のため、今年からは2期生以下のメンバーのみが成人式を迎えることになる。「今年から1期生がいないので、白石さんが卒業されてからも乃木坂がずっとすてきなグループであるように、4期生にも受け継いでいくものを増やしていきたいです」と意気込んだ。

渡辺は「白石さんは、落ち込んでいる子がいると『おお~、ど~した。ど~した?』って声を掛けてくださるんです。本当に優しい人」と明かすと、大園がうなずきながら涙をぬぐった。渡辺は「私は2期生で、7年間白石さんと一緒にいたので、教えられたことを受け継いでいきたいと思います」と話した。向井も「去年の11月の3・4期生で白石さんが歌うユニット曲『でこぴん』を歌わせてもらった時の動画を白石さんに送ったら、これからも歌ってねと言ってくださったんです」と涙ぐんだ。

4人は、20歳の抱負を書いた絵馬も披露。大園は「幸せに気づけますように」、山下は「笑顔で過ごせますように」、渡辺は「家族を安心させる」、向井は「乃木坂の塊になりたい」と記した。

「鹿児島出身ですが、お酒はお強くないんですか?」と聞かれた大園は、「お弱いんです」と答え、笑いを誘っていた。