モデルのトラウデン直美(20)がこのほど日刊スポーツのインタビューに応じ、新成人の抱負を語った。父はドイツ人、母は日本人。大型コンテストでトップに輝いた美貌と慶大在学中の知性を持ち合わせ、注目を集めている。

12年、13~17歳の女性を対象にしたコンテスト「ミス・ティーン・ジャパン」でグランプリを獲得し芸能界入り。昨年4月成人になり「もうティーンじゃなくなっちゃいましたね。でも20歳になって、周りから大人として対応してもらえるようになってきました。責任感を持たないと」と、実感を笑顔で話した。

13年、ファッション誌「CanCam」で同誌史上最年少の専属モデルになった。芸能活動を本格化させたのは慶大入学のため上京した18年から。高校時代まで学業中心で、現在も大学に軸足を置いた活動を続けている。「勉強はやればやるだけついてくるので楽しいじゃないですか。きれいな人はいくらでもいるので、私はそこで戦えないと思うから、勉強でバックアップしていければと思うんです」と謙遜気味に明かす。

昨年11月、天皇陛下の即位パレード「祝賀御列の儀」のNHK特別番組にスタジオゲストとして出演。的確なコメントがネット上などで称賛された。「思ったことを言わせていただいているだけなんです。落ち度や甘い考えの部分もあるのですけど、分かったふりをして話すのはうそになるから。コメント力と言っていただけたのはうれしいですけどまだまだダメだと思っていて。日々、反省と勉強です」と向上心を示した。

将来の夢を聞いた。「モデルの仕事を増やしたいかな。でも長い目で見たら、勉強は続けたいです。30歳になった時何をしているか分からないけど、いろいろやっていく中で、狭まってくるんじゃないかな」。

今日13日、NHK「ニュース7」(午後7時)に出演。成人の日のコーナーで特集される予定だ。ニュースキャスターも目標の1つ。「キャスター的なお仕事をさせていただけるならありがたい話です。でも、ニュース自体に興味を持ったら裏方にまわっちゃっているかもしれないです」とちゃめっ気たっぷりに語る。20歳の目標はさらに広がっていきそうだ。【上岡豊】

◆トラウデン直美(とらうでん・なおみ)1999年(平11)4月21日、京都府生まれ。モデルとして数々のファッションショーに出演。18年4月、慶大法学部政治学科入学。同月から日本テレビ系「Going!Sports&News」日曜版お天気キャスターを務めた。現在フジテレビ系「ワイドナショー」準レギュラーなど多くのテレビ番組に出演。身長169センチ。血液型A。