坂東玉三郎(69)による熊本・山鹿市の八千代座「坂東玉三郎 映像×舞踊公演」(5月20~26日)の会見が27日、都内で行われた。

江戸時代の芝居小屋の雰囲気を残す木造の劇場で、玉三郎は90年から公演を行い、今回で30周年最終舞踊公演となる。

「あらゆることをやってきて、一区切りにしたかった。私がいつまでも座を占めるのではなく、引くのもいいかなと思った。残念だけど、30年間精いっぱいやってきたつもりです」。最後の公演は、ファンからのリクエストが多かった「鷺娘」「藤娘」の映像と実際の舞踊による公演となる。「もう全編踊ることは出来ないけど、踊っていると、まだ踊れるんじゃないかと思うときがあるんです」と話した。