俳優松重豊(57)が4月8日スタートのテレビ東京ミニドラマ「きょうの猫村さん」(水曜深夜0時52分)に主演し、家政婦として働く猫の「猫村さん」を演じることが分かった。生物と性別の枠を超え、初の猫役に挑戦する。

ほしよりこ氏による累計330万部超の大人気コミック「きょうの猫村さん」を初めて実写化。松重は、自分を拾ってくれた飼い主のぼっちゃんと再会するため、家政婦として働いてお金をためる猫、猫村ねこを演じる。全24話、2分30秒のミニドラマで、心温まる猫の日常を描く。

バイプレーヤーとしてあまた作品に出演する松重だが、猫を演じるのは初めて。高身長、コワモテの持ち主がどのように猫を演じるのかにも注目だ。

かねて同コミックのファンという松重。「ほしよりこさんの描く世界観が好きで、安易に実写化など考えて欲しくないと思うひとりでした」というが、「しかし最初にお話を頂いてから何年かたち、もう立ち消えになったかと思うと寂しく感じたものです」としみじみ。衣装合わせで猫村さんになりきると「鏡をみてるうちに、猫村さんを演じる自分が楽しくなってきました」と期待感たっぷりにコメントを寄せた。

ドラマを手掛ける浜谷晃一プロデューサーは「共演者も、スタッフも、本当に素晴らしいメンバーがそろいました。テレ東深夜に1週間に1度だけ訪れる2分30秒。くすっと笑えて、心があたたまる、大切な時間になるように、全力で取り組んでおります。ぜひ、たくさんの方にご覧いただきたいです」。ほし氏も「原作のことは忘れて、キャストが豪華なドラマを楽しみましょう。音楽も楽しみです」とコメントしている。