乃木坂46の齋藤飛鳥(21)山下美月(20)梅澤美波(21)が出演する映画「映像研には手を出すな!」(5月15日公開、英勉監督)の先行カットを、日刊スポーツが独占入手した。

飛鳥は空を飛び、山下は川でずぶぬれになり、スパルタの梅澤はビシバシ!? 体当たりの演技に挑んだ3人の姿をお届けする。

   ◇   ◇   ◇

主演の齋藤は、極度の人見知りだが、アニメのアイデアを次々と生み出す主人公の浅草みどり役。浅草が繰り出すぶっ飛んだ妄想の世界が、さまざまな映像技術を使って実写化される。妄想で空をはばたくシーンでは、ハーネスで体を固定してワイヤにつるされた状態で撮影した。

ぶんぶんと前後左右に振り回されながら、作品の特徴であるマニアックな長ゼリフを話す。下から見守った山下と梅澤からも驚かれた。「スタッフさんが頑張ってワイヤを振り回してくださったので、CGも使っていますが、私の首の振りはリアルです」と振り返った。

山下は、カリスマ読者モデルで、親に反対されながらもアニメーターを目指すお嬢さまの水崎ツバメを演じる。あるシーンでは、思い切って川に飛び込みずぶぬれになることも。笑顔で川辺に引き上げられつつ、「想像以上に怖かったです。水泳は6年間習っていましたけど、プールとは全然別物でした」と話した。

そして、2人の才能をまとめて管理し、金もうけが得意なプロデューサー気質の金森さやかを演じるのが梅澤だ。ビジネスに無頓着な浅草と水崎に対し、ビシバシと指示を出す理論派。終始スパルタで、時には身の回りの物を使って2人をたたき、活を入れることもある。

3期生の梅澤にとって1期生の齋藤は先輩。当初はたたくのに抵抗があったと明かし、「最初は監督から『もっと思い切りやって!』って言われて、NGを連発していました。徐々に何とかできるようになってきました」と明かした。

このほかにも、3人の体を張った演技が見どころの1つだ。山下は「『映像研』の演技は体育会系なんです。それだけ熱量がある作品なので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです」とアピールした。

◆「映像研には手を出すな!」 「月刊!スピリッツ」で16年から連載中の大童澄瞳氏の同名漫画が原作。運命的な出会いを果たした3人の女子高生が「映像研」を立ち上げ、アニメ制作にまい進していく異色の青春ストーリー。今年1月からNHK総合でアニメも放送中。映画公開に先駆け、MBSで4月5日(日曜深夜0時50分)、TBSで同7日(火曜深夜1時28分)から3人が出演する連続ドラマも放送される。

◆斎藤飛鳥(さいとう・あすか)1998年(平10)8月10日、東京都生まれ。11年8月加入の1期生。18年の映画「あの頃、君を追いかけた」でヒロイン役。158センチ。血液型O。

◆山下美月(やました・みづき)1999年(平11)7月26日、東京都生まれ。16年9月加入の3期生。昨年放送のドラマ「電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019-」主演。159センチ。血液型O。

◆梅澤美波(うめざわ・みなみ)1999年(平11)1月6日、神奈川県生まれ。16年9月加入の3期生。舞台「七つの大罪The STAGE」でヒロイン。170センチ。血液型A。