東京地検は4日、覚せい剤取締法違反と医薬品医療機器法違反の罪で歌手槇原敬之(本名・範之)容疑者(50)を起訴した。槇原被告の弁護人は同日、東京地裁に保釈を請求。今日5日にも保釈される可能性がある。

関係者によると、槇原被告は保釈の際、報道陣の前に姿を見せて謝罪する見込みという。槇原被告は99年9月に覚せい剤取締法違反の罪で起訴され、保釈された際は姿を見せなかったが、同11月の東京地裁での初公判の際は報道陣の前に姿を見せて入廷していた。

現在槇原被告が留置されている東京湾岸署からは最近、元KAT-TUN田口淳之介(34)や、女優沢尻エリカ(33)らの薬物関連事件で起訴された芸能人が保釈された。その際、田口は報道陣を前に土下座し、沢尻は一切姿を見せず。槇原被告がどう対応するかにも注目が集まりそうだ。

槇原被告は18年春、当時住んでいた東京・港区のマンションで、覚醒剤と危険ドラッグ「ラッシュ」を所持した疑いで、先月13日に警視庁組織犯罪対策5課に逮捕された。

捜査関係者によると槇原被告は大筋で容疑を認めているが「長い間薬物は使っていない。検査しても使用反応は出ないと思う」などと供述。警視庁が行った尿検査の結果は陰性で、違法薬物の成分は検出されなかった。

一方、同課は槇原被告が現在住んでいる渋谷区の自宅からもラッシュとみられる液体や割れたガラス製パイプを押収。詳しい鑑定を進めていた。