宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)は18日、兵庫・宝塚大劇場と、東京宝塚劇場の休演期間を21日まで延長すると発表した。劇団では12~19日までの期間の休演を発表していたが、今回、新たに21日まで休演することを決めた。22日以降の公演については、19日にも新たな政府方針が示されることから、これを待って対応を決めるという。

同劇団は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月29日から3月8日までの公演を中止。その後、客席の換気強化やサーモグラフィー導入など対策を講じ、同9日に宝塚、同10日に東京で上演を再開していた。

ところが、安倍晋三首相が10日夕に、文化イベントの自粛期間延長を要請したことを受け、再び公演を取りやめ。同12~19日までの公演中止を発表していた。

宝塚大劇場では花組新トップに就いた柚香光(ゆずか・れい)の本拠お披露目「ミュージカル浪漫 はいからさんが通る」が13日開幕予定だったが、初日は先延ばしになった。

東京宝塚劇場は、すでに退団を発表したトップ望海風斗、相手娘役真彩希帆らによる「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」を上演中で、22日が千秋楽の予定になっている。