8人組アイドルグループのアップアップガールズ(2)が28日、都内で、無観客生配信ライブを行った。

同ライブは、2月からスタートし、メンバーの出身地で開催していた「アップアップガールズ(2)ライブツアー2020アオハルし・て・る・も・ん」が新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になったことを受け、ツアーの一部として生配信ライブとして実施された。出入り口での消毒や換気を徹底するなどの対策が講じられた。

リーダーの高萩千夏(22)は新型コロナウイルスの影響で公演が延期になったものの、「アプガ(2)はライブアイドルということで、ライブをすることをあきらめません!」と宣言。生配信ライブという形式に「こういうライブの楽しみ方を命名しました。その名も“おうちライブ”です!世界のどこにいても、宇宙のどこにいても1つになれる空間です。たくさん声だして、私たちと踊って楽しんでください!」と生配信だからこその良さを強調。

新倉愛海(16)は「ねえ、帰ってきてからちゃんと手洗った?…じゃあ手つなごう!」と萌セリフをカメラ越しに披露し、「感染予防の基本は手洗いうがいです」と呼びかけた。

また、各メンバーが鼻息でのリコーダー、ギターやラップ、空手を披露するなど視聴者を飽きさせない工夫に富んだ自己紹介をみせ、生配信のコメント欄には「おうちライブも最高だな」「ライブハウスお布団いい」といった声があふれるなど盛り上がりをみせた。

ライブの途中では「久しぶりだとはーはーしちゃう…」「水の減り方が尋常じゃない…」とこぼしながらも1月にリリースされた8枚目シングル「世界で1番かわいいアイドル」「し・て・る・も・ん」を含む全15曲を歌い上げた。

ラストMCで鍛治島彩(20)は「こういう時じゃないとできないようなことができて、アプガ(2)も大変うれしく思います。世界中で想像していなかったような大変なことが起こっています。こういうときだからこそ、私たちがみなさんに笑顔を届けるべきだと思っています。笑顔が一番の特効薬。笑顔で楽しく、安全で明るい未来に向けて頑張っていきましょう」と話した。 【佐藤成】