国際政治学者の三浦瑠麗氏(39)が、新型コロナウイルス禍によって「格差は開きますよ」と、日本の格差社会について私見を述べた。

三浦氏は6日、ツイッターを更新。緊急事態宣言が発令される見通しであることに、「緊急事態宣言を、世論に押し切られて行う意味がいったいどこにあるのか」と疑問を呈し、「宣言があってもなくてもホテル部屋借り上げ代は支払うだろうしまず要請・調整する。日本の慣行からしていきなり接収はありえない。緊急事態宣言で休業補償がついてくるわけでもなく、かえって企業側の休業手当支給は放棄できる」と指摘した。

続けて、「人為的に減らした経済の失われた分のツケを誰が払うのかという問題。企業か労働者か政府しかない」と言及。「航空会社などの必須インフラはどうせ公的資金が入る。軽症者のためのホテル徴用も補償される。でも大部分については企業が払い、そして最困窮層は政府が、その上の中低所得労働者は自分で払うことに」と推測し、「新型コロナウイルス禍で格差が縮まると思っている人がいるかもしれないけれど、格差は開きますよ」とつづった。