国立劇場、新国立劇場、東京芸術劇場など全国の約1300施設でつくる全国公立文化施設協会は15日までに、新型コロナウイルス感染拡大で閉館中の施設の再開に向けたガイドラインを公表した。

再開の条件として感染予防のため最大限の対策をとった上で、施設を管理する自治体やイベントの主催者に協力を求める具体的な対策を提示した。主催者には入場者の人数調整を図り、出来る範囲で名前や緊急連絡先を把握するように求めた。また、前後左右を空けた座席配置や客席最前列席は舞台前から十分距離をとることなどを提案した。出演者には「表現上困難な場合を除き原則としてマスク着用を求める」とし、観客とのハイタッチなどの演出は避け、出演者の間でも十分な間隔をとるように求めている。