新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開が延期されていた米ウォルト・ディズニーの実写映画「ムーラン」が、7月24日から8月21日まで再び公開が延期されることが決まった。

1998年公開の同名アニメを実写化した中国伝記をモチーフにした「ムーラン」は、3月27日に全米公開予定だったが、パンデミックの影響で劇場が閉鎖されたことを受けて公開が延期されていたが、米国で再び感染者数が急増していることやロサンゼルスやニューヨークなど大都市で劇場再開の目処が立っていないことなどから3度目の延期を決めたようだ。

一方、来月31日に公開を延期していたクリストファー・ノーラン監督の新作「TENET テネット」も8月12日に再び延期されることが発表され、パンデミック後最初に公開される新作映画になると言われている「アンヒンジド」も来月10日から同31日に延期するなど、新規感染者が過去最多を更新し続ける中でハリウッドでも混乱が生じている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)