演出家の宮本亞門氏(62)が、新型コロナウイルスに感染して重度の肺炎を患い3カ月以上にわたって闘病を続けてきたブロードウェーの舞台で活躍する俳優ニック・コルデロさんの訃報を受け、「本物の役者でした」と悼んだ。

宮本氏は7日、ツイッターを更新。コルデロさん死去を伝えた記事を貼り付け、「壮絶すぎる。ミュージカル『ベスト・キッド』のリーディングに参加してくれたニック・コルデロさんが3ヶ月に及ぶコロナとの戦いの末、亡くなりました。稽古中いつも笑顔を絶やさず、役になると見事に悪役を演じきる、本物の役者でした。ご冥福をお祈りします」と追悼した。

コルデロさんは2014年に「ブロードウェイと銃弾」でトニー賞にノミネートされたこともあるスター俳優。ロサンゼルスの病院の集中治療室で治療を受けていたが、5日、亡くなったことが明らかになった。41歳だった。