女優宮本茉由(25)が、玉木宏(40)主演のカンテレ・フジテレビ系ドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」(28日スタート、火曜午後9時)で初のホステスを演じる。このほど日刊スポーツなどの取材に応じ、意気込みを語った。

養父母を死に追いやった運送会社社長に報復を誓う双子の兄弟を描くサスペンス。宮本は遠藤憲一(59)演じる運送会社社長、霧島源平が通うクラブのホステス、安奈を演じる。美貌と知性を備え、源平ら客たちを手のひらで転がすなどしたたかな面を持ち合わせた役どころだ。

宮本はホステス役のオファーを受け、所属事務所の先輩、武井咲主演のテレビ朝日系ドラマ「黒革の手帖」や映画「極道の妻たち」を見て役作りに生かしたという。役柄の背景を読み取り、「どういう方がホステスの道に進むのか、考えながら演じました」。共演の“コワモテ”遠藤については「普段はすごく優しい方。演技に入るとすごく迫力があって、身が引き締まります」と笑顔を見せる。

ドラマは4月放送を予定していたが、コロナ禍で延期となった。無事に初回放送日が決定し「改めて作品への思いがより強くなりましたし、頑張ろうと思いました」としみじみと語った。

今期はテレビ朝日系ドラマ「妖怪シェアハウス」のレギュラーも務め、連ドラ2本に掛け持ち出演する。役柄を混同しないよう、それぞれの作品に関する情報が同時に入らないようにするなど、工夫して撮影に臨んだ。女優として着実にステップアップするが、今後は「映画にも出てみたい」と目標を明かし、「いつかは賞を取れるように頑張りたいです」と力を込めた。【遠藤尚子】

◆宮本茉由(みやもと・まゆ)1995年(平7)5月9日、秋田県生まれ。14年ミス実践女子大グランプリ。16年9月「第1回ミス美しい20代コンテスト」で審査員特別賞受賞。同年12月から雑誌「CanCam」専属モデルに。特技はクラシックバレエ、趣味は映画観賞。血液型A。