公開中の映画「思い、思われ、ふり、ふられ」(三木孝浩監督)に主演の浜辺美波(19)と北村匠海(22)、共演の福本莉子(19)と赤楚衛二(26)が、9月18日公開の劇場版アニメ(黒柳トシマサ監督)にも、声優として出演したことが25日、分かった。

浜辺は「原作が、ずっと好きだった。アニメも本当に好きで。参加することが出来て夢のようです」と感激した。

実写版で山本朱里を演じた浜辺と市原由奈を演じた福本は、それぞれの役をアニメ版で演じた声優の潘めぐみと鈴木毬花とアフレコした。浜辺と福本はアニメ版で文化祭に参加する女子生徒と、原作にも描かれていない文化祭での劇中劇「いつか世界の片隅で」に登場する母親チヨを浜辺、娘のアユコを福本が演じた。

浜辺は、3月に公開アフレコが行われた「名探偵コナン 緋色の弾丸」(来年4月公開)以来のアフレコで「マイクに向かってしゃべることが久しぶりだったので、もうガチガチに緊張しました」と振り返った。そして「プロの技に、いちファンとしてテンションがただただ上がりました」と声優陣の演技に感激。福本は「漫画の絵が、そのまま動いていることに感動」と漫画家咲坂伊緒氏の原作の、再現率の高さに驚いた。

北村と赤楚は文化祭を訪れた男子生徒を演じた。昨年12月公開の「ぼくらの7日間戦争」以来アフレコ3作目の北村は「短い時間だったので、もうちょっと遊べば良かった。後悔しています」と苦笑い。実写版で自らが演じた山本理央を演じた、声優島崎信長の声を聞き「僕の役作りは間違ってなかったと思いました。ホッとしたというか似ている感じ」と笑みを浮かべた。実写版で乾和臣を演じた赤楚は、声優初挑戦で「絵に合わせるのも、すごく難しかった」と振り返った。

○…潘は、浜辺から演技を絶賛されると「恐縮です」と照れた。アフレコでは、咲坂氏との対面も実現。浜辺が「咲坂先生にお会いできたのが本当にうれしい」と喜ぶと、潘も「青春そのものの人が、そこにいるんだなぁっていう感覚がすごくあった」とかみしめるように語った。福本が「初めて集めた漫画が咲坂先生の『ストロボ・エッジ』。本当に夢みたい」と感激すれば、鈴木も「小学生の時から本当に読んでいて、先生の作品に関われたことが本当にうれしい」と喜んだ。