女優杉咲花(22)がヒロインを務める次期NHK連続テレビ小説「おちょやん」(11月30日スタート)について、制作のNHK大阪放送局は17日、杉咲演じるヒロイン千代のビジュアルを初公開した。

夫の故2代目渋谷天外を支え、松竹新喜劇をおこした浪花千栄子をモデルに描くドラマ。新型コロナウイルスの影響でクランクインが遅れたが、ここまで同局内や、京都の撮影所などで収録が重ねられている。

9月上旬には、撮影所内に、100年前の道頓堀を復活させたオープンセットを組み、収録が行われた。

ヒロイン竹井千代を演じる杉咲は、道頓堀の芝居小屋で「お茶子」として働くシーンなどを収録。あかね色の着物に黄色い帯、緑色の前掛けを身につけて、すっかり姿は「お茶子さん」。芝居小屋が並び、活気にあふれていた道頓堀の町を、座布団を抱えた杉咲は「ごめんやっしゃ!」と、声を張り上げながら全力疾走した。

オープンセットでのロケにあたって、杉咲は「歩く人たちみんなの表情が生き生きとして見えたのは、色とりどりの旗やのれんが“うれしそうに踊る”エネルギッシュな道頓堀のセットに入っただけで、力強いパワーを受け取ることができるからなのだろうと感じました」とコメント。

ロケを進めていくと「活気のある道頓堀に置いていかれないように、シャンと立ってガシガシ歩くぞという気持ちにさせてもらいます。きっとドラマを見てくださる方にも、道頓堀という町、そこを歩く人から、パワーを受け取っていただくことができるのではないかと思います」と語った。