4人組ロカビリーバンドThe Biscats(ザ・ビスキャッツ)が14日、初のEP盤「Teddy Boy feat.TeddyLoid」を発売した。同曲は、11月から日本テレビ系「にけつッ!!」(日曜深夜1時55分)のエンディング曲に決定。日本に再びロカビリー旋風を巻き起こす。

ロカビリーならではのウッドベースの「スラッピング奏法」が心地よく響くサウンドに、DJアーティストとしても活躍するTeddyLoidのデジタルサウンドが融合した同曲は、YouTubeでミュージックビデオが10万回再生に迫るなどジワジワと広がりを見せている。ボーカルのMisaki(28)は「ロカビリーを知らない方には、ぜひこれを聞いてくださいという名刺代わりの1曲です」という自信作だ。

BLACK CATSやMAGICのメンバーとして日本ロカビリー界をけん引してきた久米浩司を父に持つMisakiは、16年からソロ歌手として活動。メンバーを探しながらロカビリーを歌い続け、19年に同バンドを結成。同4月には米ラスベガスでのロカビリーイベントに出演した。

バンドの合言葉は「今の時代に合った新しいロカビリーを作って、再びブームを起こす」こと。オリジナル曲だけでなく、YouTube公式チャンネルでは、「青い珊瑚礁」「Make you happy」などをロカビリー風にアレンジして披露し、好評だ。Misakiは「ロカビリーは懐も深いですし、ハッピーな音楽。常に新しいことに挑戦して広めていきたい」と話しつつ、「夢は日本武道館での単独公演。やるからには、ロカビリーで父を抜きたい。父も『自分の夢の続きを』と応援してくれています」と意気込んでいる。

◆The Biscats(ザ・ビスキャッツ) Misaki(28=青野美沙稀)を中心に、ギターのKenji(29)ウッドベースのSuke(27)ドラムのIkuo(26)の4人組で19年に結成。同4月、米ラスベガスでのロカビリーイベントに日本を代表して出演。今年3月にミニアルバム「Cat’s Style」でデビュー。