中井貴一主演のテレビ東京系ドラマ「共演NG」の26日初回の平均視聴率が6・6%だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。

18年4月期に「ドラマBiz」枠(現在は終了)としてスタートした月曜午後10時台のドラマとしては過去最高の数字となったが、同時に異例の提供ナレーションも話題を集めている。

秋元康氏が企画・原作を担当し、「共演NG」という“業界のタブー”を扱った話題作。放送では次回予告後の提供クレジットに飲料メーカー「キリン」と「サントリー」が並んだが、同業他社が同じ提供欄に併記されるのは異例のこと。放送では「この番組は、キリンとサントリーの提供で…ん? 『キリン』と『サントリー』?」とナレーションが入り、2社の社名ロゴが競うように大きくなる演出の後、最後は「失礼しました。この番組は、どうにか“共演OK”になった『キリン』と『サントリー』の提供でお送りしました」。ライバル社の共演という遊び心でドラマを締めくくった。

同作は中井と鈴木京香が元恋人関係で、25年間の共演NGが解かれた大物俳優同士のラブコメディーを演じる。