新人女優の田中音江(たなか・おとえ=19)が、舞台「レディ・ア・ゴーゴー!!2020」(12月5日初日、東京・新宿村LIVE)で舞台初主演を飾ることが28日、分かった。

同作は、舞台「おそ松さん」シリーズやミュージカル「アルスラーン戦記」などで知られる伊勢直弘氏が演出を手がける。さまざまな問題を抱えた4人の女性と1人の天使をとりまく奇想天外な人間模様を、ハートフルに描いた物語だ。

田中は300人を超えるエントリーがあったオーディションを経て、主役の天使・エル役を勝ち取った。今年7月の舞台デビューから半年たらずで初主演を果たす。

オーディションではセリフを叫ぶシーンがあり、「絶対にこの作品に出演するんだと言う気持ちで、声がかれるくらい魂を込めて叫びました」と振り返った。初主演については「驚きとうれしさで気持ちがぐちゃぐちゃになりました」と喜びを語った。

関係者によると、田中は、同作以降も立て続けにオファーを受け、既に別舞台への出演も決まっているという。期待の若手女優として、今後のさらなる活躍が期待されている。

田中は「まだまだ未熟でしかない私ですが、今回いただけた主演というポジションに恥じぬよう、ポンコツな天使・エルとしっかり向き合い、1日1日の稽古に真摯(しんし)に取り組んでいきます」と意気込んだ。「歌やダンスなどたくさん動き回る体力勝負な作品なので、しっかりご飯を食べて睡眠もとって、体調管理も徹底していきます」と笑顔を見せた。

田中は18年に開催されたファッションショー「ジャパンモデルズ」への出演をきっかけにスカウトされ、昨年4月にエイベックス・アスナロ・カンパニーのタレント候補生として芸能界入りした。